今回の作文では、展示本部として、今年だけでなく昨年の経験も書いていきたいと思います。
今学期の初め、僕は本当に展示本部として昨年の先輩たちのように後輩を教えたり、引っ張っていったりすることができるのかとても不安でしたが、後輩の2人の不安そうな顔や、頼りない様子を見ると、僕はこれではいけないと感じ、できるだけ昨年の先輩に近づけるようにと仕事を教えていました。先輩2人も僕たちに教える時は前の先輩方をお手本にしていたのかと思うと、この学校の古くからの伝統を伝える1人になれたのだと思い、何か誇らしい気持ちになりました。
展示本部の仕事は、教室移動も指示を出しているだけで、楽そうに見えると言われることもあるのですが、実はそんなことは全くなく、むしろ肉体労働の方が多いくらいです。教室移動も全員が椅子や机、ダイニングテーブルなどを運び終わった後、椅子や机が足りないクラスが必ず出てくるので、展示本部が調整するのですが、椅子を遠く離れた教室へと5、6脚運ぶことも1回や2回ではありません。
僕はもう展示本部の仕事をする事はないでしょうが、僕が先輩から教わり、後輩に教えたことを、来年同じように後輩がその後輩へと教えていってくれればと思います。
(高等部2年生 男子)