お医者さん。それは、私のあこがれの仕事。小さいころから、かっこいいなあ、すごいなあ、とあこがれていた。私は、小さいころに一度入院したことがあるが、その時のお医者さんはとても優しかった。それでさらに、お医者さんにあこがれるようになった。
もちろん、病院に行くこと自体は、何をされるかわからないし、いろいろと不気味な機械が置いてあるし、あまり好きではない。でも、そこで多くの命が助けられていると考えると、すごいと思う。
一人一人診察していって、一つ一つ薬を選んで、手術が必要なら手術をする。手術といっても、時には二日間にわたることだってある。手術が成功すると、患者さんも、そして患者さんの身内の人からも、どれだけ不安が消えることか。時には失敗することだってあるかもしれない。でも、その人を、全力で手当てできたなら、放っておくよりずっと罪悪感は少ないと思う。
私は特に子どもが大好きなので、小児科医になりたい。また今、私はイギリスにいるので、英語をマスターして、アフリカ等の国や、国際的な医療活動をしたい。
去年の夏、自分の興味のある仕事を調べてくるという宿題が出た。もちろんその時も、お医者さんになりたいと思っていたので、インターネットで調べてみた。それによると、大学を出て、医師免許を取り、常に新しい知識を得ていなければならないようだ。さらに、年をとれば視力が悪くなるから、いつまでもできる仕事ではあるまい。ずっと楽しいわけでもない。ショックなことも沢山あるだろう。
しかし、そんなことを考えても、なぜか私は医者になりたい。叶うか叶わないかなんてわからないけど、私の小さいころからのずっとあこがれていた夢、「お医者さん」に向かって、全力で走り続けたい。
(2011年度小学部6年生 女子)