私はJapanese Eveningであやとりの担当になりました。今まで私が作れるものと言えば「箒(ほうき)」くらいしかなかったのですが、これを機に、「橋」や「ゴム」が作れるようになりました。練習を重ねる毎に作るスピードが速くなったり、きれいな形が作れたりして、あやとりは思っていた以上に深いなぁと実感しました。
Japanese Evening当日、私は自分が作って英人に説明する技を何度も練習しました。そして時間になると私のところに1人の英人女性が来てくれました。その女性はとても親切に私の話を聞いてくれました。途中で私が英語で説明できなくなったときも、私の片言の英語に一生懸命耳をかたむけて聞いてくれました。私はそのとき自分の英語能力の無さに落ち込みましたが、真剣に聞いてくれる人も居るんだと知り、嬉しく思いました。
最後に来てくれた、私より少し小さいくらいの男の子はとてもあやとりを楽しんでくれました。特に喜んでくれたのは、相手の手首に糸を巻き付けてからスルッとほどくマジックのような技です。初めはその技をするのに男の子は苦戦していたのですが、慣れてくると1人で出来るようになりました。そして自分の友達を呼んできて、皆にそれを披露して楽しませてあげていました。その男の子の学校でも日本文化の1つであるあやとりが流行ったらいいなぁと思いました。
違う国同士の文化を知り合うことがこんなに興味深いことだというのをJapanese Eveningを通して知ることが出来ました。また、この地に住む地元の方々の優しさを感じることが出来ました。外部の人との交流はなかなか出来るものではないと思うので、こういった行事にこれからも積極的に取り組んでいけたらいいと思いました。
(高等部1年新入生 女子)