今回を含め、私は6回のオープンデイを経験して思ったことが一つあります。それは、初めの3回と後の3回の大きな違いです。
私は中1の時のオープンデイから、中2、中3、高1、高2、そして高3と行ってきました。初めの3回、つまり中学の頃のオープンデイでは、オープンデイに”参加している”という気持ちが大きかったです。模造紙の線引きや消しゴムかけ、模型を作ったり、体育館で寒い中のペンキ塗り、フリープロジェクトに入ってニラを育てたり、ドミノを立てたり(チャリティーとドミノ企画でした)…。そんなことをやっていると、やはりオープンデイに”参加している”という気持ちを強く持っていました。
しかし高1になって、私は展示本部に入りました。そしてそれを2年間行いました。すると、今まで”参加している”という気持ちが強かったのに比べて、オープンデイを”作っている”という気持ちが強くなってきました。今までの模造紙や模型作りではなく、模造紙チェックや物の貸し出し、体育館設営などをやり、本部の立場でオープンデイが出来ていく、そして終わって行くのを見ていると、不思議と”作っている”という気持ちが強くなってきました。
そして高3になり、オープンデイの準備期間が始まって、去年自分達が教えた本部の後輩たちが立派に上に立ち、新しい後輩を率いているの見て感慨にふけったり、フリープロジェクトの後輩が今ではもうほとんどの生徒の先輩だということを改めて認識させられて嬉しくおもったりもしました。まるで老人ですね。
長い立教生活最後のオープンデイでしたが、”参加する”のも”作る”のも面白かった。今の小・中学生には、高校生になったら”作る”を味わってみるのもお勧めしたいと思います。
(高等部3年 男子)