私はイギリスに来て初めて本物のイギリスを体感した。イギリスの中の大都会の一つであるオックスフォードはアジア人が多くうるさく、街が汚いイメージがあった。しかし本物はアジア人は少なく、上品なにぎやかさがあり、きれいな街だった。建物は現代的な建物と昔ながらのものが混在していて独特な雰囲気をかもしだしていた。私が想像していたものとは大分違っていたために驚きと感動のアウティングとなった。
一番の思い出の一つとして、現地のカフェに行ったことがあげられる。そこはメインストリートから少しはずれた所にあるこぢんまりとしたものだ。たくさんの友人からイギリスの食事はまずいと聞いていたので頼んだものがでてくるまでは不安でいっぱいだった。しかし実際に食べてみるとメインもデザートもおいしくて大満足だった。店員の人も気さくな人たちばかりで生きた英語を学ぶいい機会ももつことができた。人種差別もあるときかされていたが彼らは差別するどころかとてもあたたかく私たちを迎え入れてくれた。
また、私はイギリスの人は人種は関係なく人と話すことが好きなのではないかと思う。店に入れば彼らは売りこみだけでなく私たちと普通の会話を楽しんだ。学校のことを私たちが話したり、逆に彼らが自分たちの話をきかせてくれたりしてとても楽しい時をすごすことができた。日本の街よりあたたかい雰囲気を感じることができたのはこのような人が多いからなのではないかと思う。
私はこのアウティングを通して、本物のイギリスを感じてたくさんの感動をおぼえた。イギリスに対して偏見をもっていた私はそれらは嘘でありとてもすばらしい国だと自覚するとともに、自分がそこに住んでいることを誇りに思うようになった。私のような偏見をもっている友人にもこのことを伝え、もっとイギリスに興味をもってもらいたいと思う。
(高等部2年生 女子)