大震災「いつもは全く意識していなかった日本人の心の温かさを感じました。」

大震災「いつもは全く意識していなかった日本人の心の温かさを感じました。」

今年の春休みは大きな地震から始まりました。今まで一度も経験したことのない大きな揺れに始めはとても驚きました。ディズニーシーに友達と遊びにいっていた私はその日に家に帰ることができませんでした。千葉に津波が来るのではないかとたくさんの人が予想していて皆が混乱している中、避難所では電話や充電器、飲み物などをゆずり合っている大人の姿を見て、いつもは全く意識していなかった日本人の心の温かさを感じました。一方で、テレビで家が津波にのまれている様子を大泣きで見ている子供や、必死で家族を捜しているお父さんの姿を見ると自分が無事に家に帰れたという喜びなどとうに忘れて、果たして自分がこのような状況になった時にどうなってしまうのだろうと思いました。

毎日震度4ほどの地震があって、落ち着かない日々はあっという間に過ぎて、いつの間にか春休みは終わってしまいました。被災者の気持ちになって色々なことを考えましたが、これという答えは出ませんでした。今、イギリスにいる私は少し冷静に日本の事を考える事が出来ます。募金を少ししただけで満足していた自分、ついつい食料を見て買ってしまった自分など、春休みの私には反省すべき点がたくさんありました。
日本に帰るまでまだまだ時間がありますが、今度日本に帰った時には春休みの私ではなく、被災者の方々の心の支えになるような自分でいたいです。

(中学部3年新入生 女子)