私がサイエンスワークショップに参加しようと思った理由は、2つある。
1つ目は、研究についてだ。このワークショップでは、最前線で研究をしていらっしゃる先生方から授業を受けることができる。学校の理科の授業の多くは、かなり昔に分かった真実を説明され、それを理解し、世の中の仕組みを学んでいくものになっている。そして自分の知識としていく。しかし、それらの知識が今何に、どうやって役立っているのか私は知らない。例え役立ち方を人から教えられても、身をもって感じることはできないだろう。やはりこの目で、この手で感じたい。ワークショップでは、最先端の研究を自分で見ることができる。自分がこれまでに蓄えた知識がどのように活かされてきたのか、知ることができる。また昨年の話を聞くと、一流大学ならではの精密で高性能の機械や部屋での実験があるらしい。それも楽しみだ。
2つ目は、英語力をつけたいからである。私はケンブリッジで行われるワークショップに参加する。そこには他に、英国人の生徒、京都からくる英語、理科が得意な生徒たちも参加する。自分の考えを英語で伝えることが苦手な私だが、知りたいという欲は強い。研究内容についても自分から多く質問したいと思うし、一緒に参加する生徒と交流を深めたいとも思っている。それらのことを通して、自分の英語を改善したい。
また目標の1つに、周りの人をよく見ることをあげたい。京都の子は、私たちと同じ教育を受けている同世代なので、見ることで立教生や自分の誇れるところやいいところ、逆に苦手なことを見つけたい。そしてこれからに生かしたい。
研究内容については、私は「遺伝」を選んだ。生物の授業が好きで楽しんでいる私に、一番合っているテーマだ。将来、医療や健康について学んでいきたいので、遺伝子の研究にはとても興味がある。質問したりして、貪欲に参加しようと思う。
これらのことを頭に入れて、ワークショップにのぞみたい。
(高等部2年生 女子)