一週間で、私は今まで経験したことのなかった素敵な時間を過ごすことができました。
ミレースクールの生徒たちと一緒に行動していて驚いたこと、感動したことが沢山あったのですが、その中でも印象に残っていることを説明したいと思います。
この短期交換留学での一番の目的は、英語力を伸ばすことでした。
授業の内容を一緒に勉強することは、とても難しいことだと気がつきました。自分が初めて習うことを理解した上で、英語を使って英人のパートナーに教えなくてはならなかったからです。放課後の時間に、一緒にスポーツをして遊ぼうという計画を立て、みんなのスケジュールを合わせたり、遊ぶ人を集めたりすることも、自分の思っていた放課後のスケジュールを考えながら行動したので忙しかったです。だから、相手に英語でわかりやすく説明するにはどうすればいいのだろう、どうしたら効率よく行動することができるのだろうと短時間で考える力が身についたと思いました。
水曜日の体育の授業では、私の好きなダンスを踊りました。ミレースクールの生徒達に英語を使ってダンスを教えたので、楽しく英語力を伸ばすことができたと思いました。
使う言語が違うということで、私は怖いと感じた瞬間もあります。木曜日の体育の授業で、トラックを走っている時、私のパートナーが「走るのは嫌い、疲れた。」と言っていました。私は、その言葉の重さをきちんと理解できていませんでした。授業は進み、また走り出そうとした頃、私のパートナーの具合が悪くなり、彼女は涙を流してしまいました。私は急いで先生に報告をし、パートナーに休んでもらいました。その時、私は不安や後悔、自分への悔しさを感じました。授業が終わった後、パートナーの体調は回復し、私に明るく話しかけてくれました。私は、相手の思っていることをもっと理解する努力をしなくてはならないと、この経験を通し強く感じました。
先生方が用意してくださった、ミレースクールの生徒達とのフラワーアレンジメントの時間やお菓子作りの時間の他にも、私はバトミントンで遊んだり、お互いの国で行う手遊びを教え合い、ミレースクールの生徒達との交流を深めました。家族のことについて写真を見せ合い話したりしたので、春休みにパートナーの家を訪問することが楽しみです。
ミレースクールの生徒達が立教英国学院から離れる前日の夜、短期交換留学に参加した英人の生徒、日本人の生徒が集まり、たくさん話しました。その後、私が自習をしに行こうとした時に、パートナーが手紙をプレゼントしてくれました。その子は涙を流し「お別れしたくない。」と言いました。私は本当に嬉しくて、この一週間、一緒に過ごすことができて良かったなと思いました。
パートナーとのお別れの日、私は手紙を書いて彼女に渡しました。そして、パートナーは、親と弟と一緒に帰っていきました。私は、笑顔で彼女達の姿が見えなくなるまで、ずっと手を振り続けました。
何かに挑戦した時、自分はダメージを受けることもあります。でも、私はこの経験を通して、英語力の他にも得るものは沢山あり、それらは私の人生においてすばらしい思い出になるのだなと思いました。だから、また春休みにパートナーと再会した時も、色々なことに挑戦していきたいと思います。
(高等部1年生 女子)