「UCL」今まで聞いたこともない学校だった。私は今回アウティングで「UCL」という大学に行った。「先生のお話、長そうだな。」そんな気分で、私は「UCL」という大学を訪れた。「UCL」に着いた時、立教の周辺とは違う都会の雰囲気と、日本の大学とは違う広大な敷地におどろいた。先生のお話は、想像とは違い、私には全然長く感じられなかった。日本人が現代のグローバル社会の中、海外に出てこようとしない鎖国化についてや、普段日本にいたらなかなか感じられない、世界から見た日本について、「UCL」の話以外の話も、興味深い話ばかりだった。海外の大学など視野に入れたこともなかった私が、心動かされたのは、先生が自分の仕事や「UCL」について自慢気に話しているのを見て、自分の仕事、働く空間に対してとても誇りを持っていると感じ、私も、誇りを持ち、他の人に自慢したくなるような仕事をしたいと思ったからだ。
自分を誇れる自分になるというのはとても難しいと思う。しかし、誇りを持つというのは、立派な職業につくとか、社会的に上の地位につくという事とは違う。自分のやりたい事、楽しい事を仕事にするということだと思う。仕事でも何でも失敗することはあると思う。でも、自分のやりたいことで失敗するのと、義務的にやっている事で失敗するのとでは、自分の感じ方が違うと思う。義務的にやらされている事では、失敗した時、きっと嫌になるだろう。しかし、自分のやりたい事で失敗するなら、それを成功させたいと必死になれる。モチベーションを高く持つという事は、きっと、自分に誇りを持つということにつながる気がする。そう考えると、自分に誇りを持つということは、難しそうではあるが、意外と簡単なことなのかもしれない。
今回の先生のお話を聞いて、考えさせられることがたくさんあった。自分の将来について、私はまだ何も決まっていない。海外の大学に行くか、日本の大学に行くかも決まってない。でも、後悔しない将来にしたいことは決まっている。これから、ゆっくり考えて自分を誇れる自分になりたい。
(高等部1年生 女子)