体育祭を終えて

体育祭を終えて 体育祭を終えて

立教での学校生活が始まってはや二週間たった。そんな中、一学期の中でもかなり大きなイベントである体育祭の日がやってきた。立教英国学院の体育祭では普通の学校とは一味ちがい、赤青に分かれて球技学年種目を通して競う形式だ。球技全般が好きな僕にとってはかなり嬉しいことで、サッカーを選択した。同級生と友だちになるのがやっとだった僕にとって、様々な学年が混ざって行われる球技種目はかなりハードルの高いものだったが、一週間前から始まる練習では初日から先輩方が話しかけてくれてすぐに馴染むことができた。そして、まばたきをする間に一週間が過ぎ去り前夜祭を迎えた。前夜祭では赤のシャツが配られ、仲良くなった先輩や同級生にたくさんの応援メッセージを書いてもらった。その日の夜は胸が踊っていたためかなかなか眠りにつけなかった。

 体育祭当日、幸運なことに雨予報が晴れに変わり青空のもと、赤と青の思いをyellにのせてグラウンドに響かせることができた。自分が出場した二種目のうちの一つのサッカーでは前半に失点してしまい緊張感が走るなかで後半が始まった。センターバックからフォワードにポジションを変更して点を決めようという一心で望んだ。最終的には自分の足で得点を決めることはできなかったが、先輩や後輩の活躍のおかげでなんとか逆転勝利を収めることができた。2種目目の台風の目では前々から体育の授業で練習していたため、赤青お互いスピード感のある激戦を繰り広げた。結果は負けてしまったがお互い全力を出し合えたいい試合だったと思う。

 待ちに待った結果発表では大差で赤が負けてしまったが、勝ち負けはどうでもよくなるほど、自分の最大限の力を出して全力で楽しむことができたためいい思い出になった。また、友達や先輩などの大切さも再認識できる良い機会となった。この学校には一年しかいないため最初で最後の体育祭となったが、これからの残り少ない学校生活も何事も全力で取り組み楽しく過ごしていきたい。

(高等部1年男子)