先日、Biologyという大きな試練を終えました。私は中学3年生から立教に在学しているため、高校から入学してきた人よりも1年長くBiologyを勉強してきました。しかしそれにしてもたったの2年。こんなにも色濃く、必死になった科目は初めてかもしれません。
今となっては得意な科目となったBiologyだけど、入学当初を振り返ると、英語だらけでしかも専門的な用語が多すぎる内容に日々てんてこまいになりながら必死に勉強していたのを思い出します。特に忘れられないのは、初めてBiologyの勉強をしようとした時です。授業が始まる前までに読んで理解しておいてね、と送られてきたパワーポイントはなんと30ページもあり、これ全部を自分で理解しなければならないのか!と一人で仰天し、置いていかれないように試行錯誤しながら猛勉強したのはとても懐かしい思い出です。しかし今考えると、その焦りが良いスタートダッシュとなり、分からないことをどんどん追求したり、単語帳やノートまとめなどの様々な自己流の勉強方法を見つけるきっかけとなったなと思います。
高校1年生になると、授業の難易度も範囲も広がり、期末試験はメインがBiologyだったといっても過言ではないほどに大変でした。しかしそれでも最後まで頑張れたのは周りの人たちのおかげかなと思います。特に感謝したいのは友達です。一人だとインプットだけで終わってしまうかもしれないけれど、友達と一緒だったから、ブツブツとデフィニションをひたすら暗唱し合ったり理解できなかった内容を確かめあったりと、アウトプットの時間を設けることができました。その時間が、私も負けていられない!というやる気を奮い立たせるのに繋がったはずです。学期を挟んだ大きな休み期間中にも無意識的に欠かさずBiologyを勉強できたのは、そのように切磋琢磨し合える友達の存在があったからというのは絶対にあると思います。
今回のIGCSEは思っていたよりもPaper1が難しかったため目標としていたグレードを取れたかどうか分からないけれど、生物が得意になっただけでなく英語に慣れたり継続力がついたりと、たくさんの良いものが身についたので、今までの努力はきっと無駄ではないはずです。
今は新入生の高校1年生がBiologyを学び始めているというので、少し親心みたいなものを感じてしまいます。まだ始めたばかりで大変だと思うけど、最初のうちにたくさん勉強してBiologyを得意科目にしていってほしいし、何よりみんなで楽しみながら頑張って欲しいなと思います。
(高等部2年生 女子)