Chelsea Flower Showを訪れて

Chelsea Flower Showを訪れて Chelsea Flower Showを訪れて Chelsea Flower Showを訪れて Chelsea Flower Showを訪れて

 5月23日に世界最大のフラワーショーであるChelsea Flower Showを、フラワーアレンジメント部の活動の一環として訪れました。今までのフラワーアレンジメント部の活動は学校内だけで行われ、イギリスにいることを活かせていませんでした。そこで、実際にプロの作品を見て、これからの自分たちの制作の幅を広げることを目的に今回の外出を計画しました。

 Victoria駅から会場であるRoyal hospitalまでの道では、多くのお店でアレンジメントが飾られているなど、街が花で溢れており、このフラワーショーの規模の大きさを感じました。会場に着くと、想像の何倍もの人の数と展示の規模に驚きました。

 このショーは、その年のトレンドを決めるとも言われており、ガーデニングやアレンジメントだけでなく、新しく品種改良された花なども多く展示されていました。また、他にもガーデンハウスや置物など、庭に関係する様々な展示物もありました。展示されている花の中には普段の活動で使用するものも多くありましたが、初めて見る品種や色ばかりで、今後の制作に取り入れたいものがたくさん見つかりました。切り花として使用されない花も多く展示されており、それらを私達の普段の制作で使用することは難しいですが、そこから制作の幅を広げるヒントを得ることができたと思います。

 今回、特に印象に残った展示物は、私が一番楽しみにしていたアレンジメント部門の作品です。そのアイデアに驚かされるものばかりで、色使いや配置、形、小物の使い方など、どれも興味深いものでした。2学期に高校3年生の部員で地域のフラワーショーへの出展に挑戦しようと考えていますが、このプロのデザイナーたちの作品を生で見た経験を活かし、自分たちの作品を作り上げたいと思います。

 もう一つ、印象に残った展示物は日本人の石原和幸さんの庭園です。その前には人だかりができており、なかなか近づくことができませんでした。しかし、その庭園の作品に携わった日本人の方に声をかけていただき、特別に庭園に入らせていただきました。庭園の中にある小さな小屋からの景色も、外からの景色も美しく、日本庭園の美しさを感じました。また、制作に日本の女子高校生も携わっていたことを知り、驚きました。

 今回、英国最大のフラワーショーを訪れ、多くのプロの作品を生で見たという経験はとても貴重な経験でした。今回は高校2年生と3年生の部員のみの参加でしたが、今後は他の部員も含め、多くの作品に触れる機会を増やしたいと思います。