わたしができること

わたしができること

三学期が終わって、家に帰る日になりました。ずっと楽しみにしていたので、晴れ晴れしていました。イギリスでのコロナウイルスの状況はまだひどくありませんでした。

しかし、家に帰った後、コロナウイルスの影響がひどくなってきました。イタリアやスペインでの感染者、死亡者の増加が連日報道されていました。『もしかしたら立教に帰れなくなるかもしれない…』という心配が頭をよぎりました。一方で、家に帰る前にひどくならなかったため家族に会えて良かったとも思うようになりました。そして、ついにイギリスでもロックダウンが開始されました。これは私が一番なってほしくなかったことでした。立教に帰ることができなくなるかもしれないという心配がついに現実になってしまったのです。

イギリスでのコロナウイルスの感染状況は日々悪化し、立教に戻ることができる可能性は薄れ、このまま一年を過ごしたくないと心が沈んでしまいました。でも悪いことだけではありません。例えば、私の妹と弟は外に出れなくても家の中での遊びを考えました。外食ができなくなったので、時々、宅配レストランを頼む楽しみを見つけました。毎週末には日本にいる祖父母や従妹とビデオ会議をして会話を楽しんでいます。ロックダウンが始まってから、イギリスでは毎週木曜日の夜八時に拍手をして、キーワーカーの人に感謝をするようになり、私も参加しています。

そして先週、オンライン授業がいよいよ始まりました。本当は、友達と直接会いたかったですが、みんなの顔を見ることができ、またみんなも楽しく過ごしていると感じることができて、安心しました。コロナウイルス感染者が増える日々の中、会えないことは仕方がないです。しかし、そのような状況でもオンライン授業ができて良かったです。

これがあと何年続くのか、まだ誰にもわかりません。今、私ができるのは、状況を理解してその状況の中でもできることを探して、楽しく生活をすることだと思います。立教に戻れる日を楽しみにしています。

(小学部6年生 女子)