初めて体験する短期留学。これから起こる何もかもが初めてで未知の世界だった。

初めて体験する短期留学。これから起こる何もかもが初めてで未知の世界だった。

初めて体験する短期留学、そして一人でのホームステイ。これから起こる何もかもが初めてで未知の世界だったため、私は好奇心でいっぱいで出発の日が待ち遠しかった。 出発の日、「メリッサと何を話そうか。こんなことを話そう。あんなことも聞いてみよう。」私はパートナーのメリッサと話す気満々でいた。ワクワクが…
夏期短期留学「私にとって今回の留学は去年のリベンジという意味があった。」

夏期短期留学「私にとって今回の留学は去年のリベンジという意味があった。」

「夏休み最初の1週間」 私の高校2年の夏休みはイギリス現地の女子校への短期留学で幕を開けた。私にとって今回の留学は去年のリベンジという意味があった。去年の私は英語はしゃべれない、会話にも入れない、友達に頼りっぱなし、という最悪の日本人だったと思う。すごく貴重な経験だったのに無駄にしてしまったと今で…
1学期末に表彰された読書感想文 銀賞:『ボックス!』を読んで

1学期末に表彰された読書感想文 銀賞:『ボックス!』を読んで

boxという英単語にはボクシングをすると言う動詞の意味がある。僕にとってボクシングとは人がお互いに顔や腹を殴り合って、額や体から血を流す残酷なイメージのスポーツ...いや、スポーツとも正直言い難いものだった。試合を見に行きたいとも思ったことがない。 しかしこの本を読んでいくと次第に自分がボクシ…
1学期末に表彰された読書感想文 銀賞:千野栄一『外国語上達法』を読んで

1学期末に表彰された読書感想文 銀賞:千野栄一『外国語上達法』を読んで

僕は父親の仕事の都合で、人生のおよそ3分の1を海外で過ごしてきた。そんな中で僕が出会ってきたものは色々とあるが、その中でも小さい頃から僕にとって一番すごいことのように思えたのは、日本と違う国の人たちが、日本語ではない言葉を話す光景だった。 自分には全くわからないのに、他の人にとってはその言葉を話す…
1学期末に表彰された読書感想文 金賞:『ビタミンF』を読んで

1学期末に表彰された読書感想文 金賞:『ビタミンF』を読んで

この本は短編集だったので、その中で1番自分が考えさせられた作品について書こうと思います。 その物語の主人公は、妻と子供を2人持つ、会社勤めのお父さんです。彼は会社でも家でも「器が大きい」とか「大人だ」とか「強くて余裕がある」と言われ、一目置かれているような存在でした。彼自身も、「間違ったことだけは…
短期留学「こんなに仲良くなれた友達が出来たのは私にとって初めてだった。」

短期留学「こんなに仲良くなれた友達が出来たのは私にとって初めてだった。」

Wolverhampton Girls High Schoolでの5日間は、私にとって学んだ事や感じた事がたくさんあり、とても貴重な体験となりました。   最初はホームステイも一人で、初めての短期留学だったので不安でいっぱいでした。初日もちゃんと話せるかずっと心配していましたが、どの子もすごく気…
何よりも私に英国人の友人ができたということが一番大きかった「夏期短期留学」

何よりも私に英国人の友人ができたということが一番大きかった「夏期短期留学」

「日本人だから、外国人だから、関係ないから。」 そう思っては何度もイギリスの街を通り過ぎていた私に、外国人の友達なんてゼロだった。 言語も違えば習慣だって違う。そんな事を言い訳にして、コミュニケーションの取り方の術を分かっていても引っ込んでしまう。そんな繰り返しの私に訪れたのはこの短期留学だった…
ヒエログリフ解読の謎を解く為、大英博物館で本物のロゼッタ・ストーンを見て来ました。

ヒエログリフ解読の謎を解く為、大英博物館で本物のロゼッタ・ストーンを見て来ました。

「先生!どーやってヒエログリフは解読されたんですか?」 古代エジプトの授業中になされた質問です。 この質問への答えが、高校一年生の大英博物館見学のテーマの一つでした。 「ロゼッタ・ストーンの発見が、ヒエログリフの解読につながった」というのは、もちろん教科書に載っています。 さらに、資料集…
静寂の空気を全て打ち破り、勝ちたい、というただ一つの最終目標を叶える瞬間。

静寂の空気を全て打ち破り、勝ちたい、というただ一つの最終目標を叶える瞬間。

「瞬間」 選手が芝を踏みしめた。ほんの数秒前の空気が消滅させられたかのような、静かな、それでも闘志に満ちた気迫が、その場一体に広がる。白い服がなおさら静寂を強調しているようだった。 大きく息を吸い込み、吐き出し、黄色いボールを力強く握った。1回毎に全ての運命を注ぎ込むように、力強く握った。 選…
さわやかな酸味と芳潤なかおり、私はただ恍惚としてその味に酔いしれた。

さわやかな酸味と芳潤なかおり、私はただ恍惚としてその味に酔いしれた。

その果実の名は... テニスに興味のない私にとってウィンブルドンはさして面白味のない行事だった。行きのバスの中でも、入場の列に並んでいる間も、久々の外出をうれしいと思う反面で、「これから、一日中テニス漬けかぁ...」というアンニュイな気持ちが消えなかった。しかし、入場後すぐにふらりと立ち寄った出店…