春休み

春休み

この春休みを端的に言うと、「当たり前」はないということを学んだ休みだった。 先学期の最後の方から確かにコロナウイルスは猛威を振るっていたが、四月になれば立教に帰れて、みんなとの日常を過ごせると思っていた。だから三月にみんなと別れた時に発した言葉は「また四月ね。」だった。そのため、春休…
退屈ってツラい

退屈ってツラい

四月二十六日。今日もあっけなく一日は過ぎてゆく。本来なら今頃春休みを終え、高校三年生の一学期を迎えているはずだった。しかし実際には、不要不急の外出を避け自宅で過ごす日々を送っている。私達から日常を奪い、世界中をも不況に陥らせている新型コロナウイルス。それは丁度SARSが流行した二〇〇二年に生まれた私…
春休み

春休み

私はこの春休み、コロナウイルスのため自粛しており、たまにする散歩以外はほとんど家で過ごした。その中で、私が海外に住むからこそ思ったことがおもに2つある。ひとつは家と学校が海を挟んでいることから感じた危機感で、もうひとつは差別という点だ。 私が住んでいるチェコ共和国は、3月12日に他国…
stay home

stay home

自身の手で文字を書かない作文は初めてだ。それだけじゃない、画面越しに行われる授業も初めての体験だ。コンピューターの使い方に戸惑いつつも、新しいスタイルに新鮮だなと感じている。 私の春休みは、まるで出口のない迷路にいるような休みだった。その迷路は休みが終わった今も続いているように感じる…
春休みの思い出

春休みの思い出

私はずっと、春休みになれば日本に本帰国してみんなと遊べると楽しみにしていました。 しかしその夢は、今社会問題となっている新型コロナウイルスによって叶うことが出来ませんでした。4月末に予定していた本帰国のKLMフライトがキャンセルになってから、4月16日発のロンドン経由に変更したのですが、スウェ…
春休み

春休み

この春休み中に起こった、新型コロナウイルスという歴史を大きく動かす出来事が、僕の、私たちのこの世代に多大な影響を及ぼすことには間違いないだろう。そして、なぜかわからないが、私たちの世代というのは幸か不幸かいろいろなことが変化するという波乱万丈の世代といっても過言ではない気がする。いま、その私たちの前…
新たな想い

新たな想い

私はこの四月で高校三年生になった。二ヶ月後には十八歳、急に背筋が伸びる思いがする。そんな今、世界はコロナウイルスの影響により大きな恐怖と不安を経験している。でも、報道されるのは悪いニュースばかりではない。英国での生活を始めた頃から、私の中には日本と世界を繋ぐような人になりたいという漠然とした想いがあ…
赤ネクタイ

赤ネクタイ

本来ならば、一学期に立教へ帰寮してから初めて手にする「赤ネクタイ」。しかし私たちはこの通例を無視して、一足早く三学期末にもらった。これは私たちが新高三としての意識が高かったとかではなく、新型コロナウイルスの影響を受けたからだ。 立教は他の日本の学校と比較して、世界情勢に左右されやすい…
春

私は春休みのほとんどをイタリアで過ごしました。コロナウイルス による死者の数が世界一にもなったイタリアでは毎日感染者の数が増え続け、外出などの制限が日に日に厳しくなっていました。外に出ると警察が街をウロウロと歩き回っていて、唯一開いているスーパーも入場制限があり、一度に二、三人しか入れませんでした。…

高校生になって

コロナウィルス。私が一生忘れることのない単語の一つです。この全世界に多大なる恐怖と不安を巻き起こしたウィルスは、私の高校生活の始まりを大きく変化させました。中学生としての生活を終え、沢山の友達や先生方に別れを告げ、新生活に胸を膨らませていた新高校一年生の生徒は、皆この状況に愕然としているでしょう。し…