高等部2年生「イギリスの舞台芸術に浸ったロンドン外出」

高等部2年生「イギリスの舞台芸術に浸ったロンドン外出」

高校2年生のアウティング(遠足)は、ロンドンで、グローブ座に行き、ミュージカル「オペラ座の怪人」を見ました。 ロンドンに着き、昼食を終えてから、グローブ座へ。グローブ座とはかつてシェークスピアの戯曲が数多く初演された場所であり、当時の舞台をそのままの形で復元したものです。 大きくはないですが…
高等部1年生「イギリス文化を肌で感じたロンドン外出」

高等部1年生「イギリス文化を肌で感じたロンドン外出」

高等部1年のロンドン外出は、ナショナルギャラリー見学から始まりました。古今の絵画が所狭しと並ぶナショナルギャラリーは、大英博物館同様、無料で入場できます。イギリスの懐の広さを感じながら、班別行動開始。事前に「これは観ておこう」と指示された先生特製パンフレットを片手に、名作を中心に観ながら回ります。私…
日本を知る

日本を知る

私は東京に住んでいるのに、東京のことを全然知らないんだ。  私は夏休みに研修を受けた。それは2020年に行われる東京オリンピックに来る外国人を、観光スポット等に案内するボランティアだ。私たちのするべきことは、旅行者に東京の魅力を伝えること、東京を好きになってもらうこと、そして何よりも相手の立場…
冬休みに考えたこと

冬休みに考えたこと

冬休みにおばあちゃんの家に行って気づいたことがある。猫の寿命が近い。僕ら家族の予想では、冬は越せないくらいだ。 小さい頃はよくしっぽを引っ張って引っかかれたりしていたが、今ではしっぽを踏んでも怒らない。昔は台所にも飛び乗っていたのに今では椅子にも乗れない。昔は追いかけると走って逃げていったやつが今…
最高学年

最高学年

 いよいよ今学期から私たちは、最高学年となる。はっきり言って想像さえできない。中学2年に立教に入学した時からずっと先輩方にいろいろなことを教えてもらってきた。厳しい時もあり、泣きそうにもなったが、今では感謝している。  先学期の終業式で先輩方が「卒業」することに対し、さびしいと感じた。加えて、…
言葉のない夢

言葉のない夢

目を奪われた。 幼い頃に憧れていたような、キラキラしていて、回ると花が咲いたような衣装に身を包み、しなやかに、華麗に。視線のすぐ下で奏でられている音に合わせて踊るように。 待ち続けた、暖かで、光に包まれていたクリスマスが終わり、少しだけ寂しさを感じていた、そんな時に、イギリスに住んでいて初め…
私が見た21世紀

私が見た21世紀

彼らがパスポートとお金だけを持って向かう場所はヨーロッパがほとんど。私は、この冬休みに、とても21世紀とは思えない映像を見た。それは、国々を渡り歩く難民の姿だ。 難民の多くは、シリア人であり、彼らはISによる攻撃や空爆で家や家族を失い、もう住める環境ではなくなってしまったふるさとから死にものぐ…
高2になるとは

高2になるとは

昨年の12月、高校3年生の先輩方は、立教を私たちに託して旅立った。先輩がいなくなると同時に私たち高校1年生は上から数えて2番目の学年に上がり、立教を支えていく学年になる。だが、私にはまだ立教を支えていく自信が無い。もう少しで生徒会メンバーや当直、部長などが決まっていく。自分たちの代が中心になる。楽し…
忘れぬために

忘れぬために

冬休みというと年越しを挟んだ休みとなる。正月は毎年親戚が家に集まって過ごすのだが今年はそれだけではなかった。近所の神社のご奉仕に参加したのである。  三箇日の三日間、私は御礼場といって御礼や御守り、縁起物などを頒布するご奉仕をした。一言で言うと疲れるし忙しい。初日である一月一日なんかは、慣れて…
〈国語科〉読書感想文受賞作品「李陵を読んで」

〈国語科〉読書感想文受賞作品「李陵を読んで」

 「人間という生き物は、どうしてこんなに単純で、自分勝手なのだろう。」 時は天漢二年、現在の中国が漢だった頃のこと。騎都尉・李陵が当時度々漢に侵略していた匈奴を征伐しに行くところから話は始まる。李陵は自分の率いる兵の数百倍も規模が大きい匈奴軍相手に善戦するが、最後は兵力、さらには自分の矢さえ尽…