立教の味

立教の味

「うーん。なんか立教の味と違う。」 私は、この春に今までイギリスで食べたことがあっても日本ではあまり食べたことのない、いろいろな料理を作ってみたり、食べてみたりしていました。料理をあまりしない私がなぜこんなことをしていたのかというと理由があるのです。なぜかというと、ホームステイ先で食べたラザニ…
春休みに気づいたこと

春休みに気づいたこと

 私はいつものように春休みを迎え日本に帰った。3学期は1年の中で一番短い学期なので、日本に帰っても頭に残っている冬休みの景色のまま何も変わっておらず、気温も低かったのでまるで冬休みの続きのようだった。  いつものようにソファーに座り、リモコンでテレビを付ける。ニュースをやっていた。内容は、東日…
「うちらのソフト」〜 球技大会 〜

「うちらのソフト」〜 球技大会 〜

 まばゆい太陽の中から、まるで皆既日食のように、かたや隕石のように、それはスローモーションで降ってきた。  土曜日は雨が降るらしい。礼拝で校長先生の口から出た言葉に、私は何も感じなかった。普通球技大会当日に雨が降るとなると、気落ちするところだろう。特に種目はソフトボールだったので、そう思っても…
「球技大会」

「球技大会」

 今まで、学校の運動会や体育祭といったスポーツ関連の行事に参加したことは何度もあったが、立教英国学院の球技大会ほど積極的になったことはなかった。  運動部に所属したことがなく、特にスポーツが好きでない自分にとって、放課後に球技の練習を何時間もすることは、練習シーズンが始まった頃、とてもきつく感…
「目標」

「目標」

 「来年のパーカーどんなのにする?」  ドミトリーや教室でこんな話題が多く飛び交った。こんな言葉を聞いても来年自分が最上級生だという意識は持てなかった。  中1からいる私にとって大キャプテンはすごく頼れる存在で、自分たちはその人たちに引っ張られている感じだった。そんな素晴らしい存在に、自分が、ま…
YOLO (you only live once)

YOLO (you only live once)

During the spring holiday, I talked to my friend called Amber who lives in this country on email.  We talked about our future and what we would become…
最後の球技大会:高3という自覚

最後の球技大会:高3という自覚

今回の球技大会、私は3年連続でバレーボールだった。毎回勝ったり負けたりと接戦で、その度笑顔だったり、涙したり。毎年それぞれの思い出がたくさんある。中でも今回の球技大会は、自分は高3なのだと自覚することができた良い機会となった。 球技大会前日の夜、私は2年前の球技大会を思い出していた。あの時はと…
高3赤ネクタイと4月の雪

高3赤ネクタイと4月の雪

桜も満開になり希望に満ちた春。とてもよく聞くフレーズである。私たちは今年から高校3年生となり、その象徴である高3の赤ネクタイをしっかりと着用している。新しい学年に新しい後輩。沢山の「新しい」を導いていかなければならないのが私たち高3生の役目である様に思う。 その役目の一つとして、新入生の案内という…
ついにラストスパート

ついにラストスパート

「こんにちは。鈴木です。宜しくお願いします。」 私は4年半前、緊張しながら、ヒースロー空港に到着して、高橋先生にそう言った記憶がある。あの頃は、すべてが新しくて、怖い事、知らない事、不安な事が心の中にいっぱいあった反面、新しい世界に対しての期待、良い緊張感によって胸が躍っていた。それが立教英国学院…
受験生に向けてのスタートライン

受験生に向けてのスタートライン

この春休み。今回は何かが違う。僕は今高等部2年生、いや、3年生になろうとしている。つまり、受験生に向けてのスタートラインに立たされている。 他の学年が春休みに入った頃、僕たち受験生は「遊び」ではなく、「学習」の1週間に突入した。僕は理系なので補習授業をフルで受けさせてもらった。そして、授業が入…