読書感想文優秀作品:「不思議の国のアリス」を読んで 

読書感想文優秀作品:「不思議の国のアリス」を読んで 

アリス!このたわいない話をうけとり その手でそっとしまっておいておくれ 思い出の神秘な絆のなかに 子供の日の夢がないまぜになったあたりに 巡礼たちが遠い国で摘んできた とうに萎れてしまった花冠のように  不朽の名作、不思議の国のアリス。私は今まで何となくしかこの物語を知らなかった。し…
最前列より演奏者に近い場所

最前列より演奏者に近い場所

不安気に出て行く人がいて、笑顔で出ていく人がいた。笑って戻ってくる人がいて、泣いて戻ってくる人がいた。舞台裏の2時間は思ったより短かった。 朝早くに学校を出て、ホールに着いたら少しの休みもとらずにリハーサルを行った。次々に演奏者を送り出していると、いつの間にか時間が経って、空腹に気付いた正午過…
一生に一度の40周年記念コンサート

一生に一度の40周年記念コンサート

照明が暗くなり、拍手で包まれる会場。今日は一生に一度の立教創立40周年記念コンサートの日だった。 コンサートに出演する生徒は朝6時に起き、7時に学校を出て行った。今日行われた40周年記念コンサートは、規則正しい立教生の生活を狂わせてしまう程、立教にとって大事な行事なのである。僕は出演者ではなく…
演奏者の背中を押す仕事 〜 40周年記念コンサート

演奏者の背中を押す仕事 〜 40周年記念コンサート

静かに進められていたコンサートの裏では、もうすぐ自分の番だと緊張に顔がこわばっている努力家の演奏者たちがいた。一方、ステージ横と控え室とステージを繋ぐ螺旋階段には、自分は次に何を動かすんだ、次は誰を控え室から呼んでくるんだと、まるで演奏者のように緊張の糸をそこらじゅうに張りめぐらしている裏方がいた。…
読書感想文優秀作品:「檸檬」を読んで 

読書感想文優秀作品:「檸檬」を読んで 

 「檸檬」という題名を見て、まず僕の頭に浮かんできたのは、あの「黄色い果物」という以外には何もなかった。どのような話が描かれているのか、想像するのさえ難しかった。最初の数行を読んでみただけで、あまり自分好みではないと感じた。なぜなら、僕と作者との世界観が全く違うし、普段僕が読んでいる小説のような爽快…
40周年記念コンサートに参加して

40周年記念コンサートに参加して

 平成24年度、立教英国学院は創立40周年を迎えた。今日、僕はそれを記念するためのコンサートに声楽四重唱と聖歌隊という演目で参加した。どちらもすごく緊張したが、特に思い入れのあるのは四重唱の方だ。理由は、四重唱はその名の通り四人で歌うことであるが、誰もができることではないからである。そもそもこのグル…
オープンデー作文:「私の家族」

オープンデー作文:「私の家族」

話し合いの2ヶ月は長かった。 準備の1週間は速かった。 当日は、一瞬だった。 11月4日に私が感動したことは2つ。 1つ目は仲間のあたたかさで、2つ目は家族のあたたかさだ。 私はオープンデーまでに、級友の意外な一面を知り、同時に改めて彼らのことを知った。良いところも、悪いところも沢…
終業礼拝ー未来に羽ばたけ!高等部3年

終業礼拝ー未来に羽ばたけ!高等部3年

12月8日(土)に終業礼拝が行われました。この終業礼拝は実質高等部3年生とのお別れの日。というのも、高等部3年生はこれから受験のため帰国し、そのまま卒業式には来れない生徒が多いからです。高等部3年生全員が集まる最後の日。そういう大きな意味合いを持つのがこの2学期の終業礼拝です。 終業礼拝当日。いつも…
40周年記念コンサート作文 「目を閉じれば…」

40周年記念コンサート作文 「目を閉じれば…」

「パチパチパチ...」  心地良い拍手がセント・ジョンズ・スミス・スクエアに鳴り響いた。僕は観客に礼をして、ステージを去る。長かった四十周年記念コンサートが終わった。  朝六時に起床して、バスに揺られ、セント・ジョンズ・スミススクエアーに着いた。思ったよりも大きな会場が僕にプレッシャーをかけ…
40周年記念コンサート作文:「僕にとって歌う幸せ」

40周年記念コンサート作文:「僕にとって歌う幸せ」

 僕は、自分の歌唱力に自信がない。はっきり音痴って言われても仕方ないと思う。しかしこれだけは誰にも負けないって自信を持ってることがある。歌うことを愛する気持ちの大きさだ。歌うことが大好きでクワイヤーに入った。食事の席でどうしてクワイヤーなのか?面倒臭くないのか?などの質問を良く受ける。歌う事は好きだ…